junkoの日記

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啓蟄(けいちつ)の季節。。

あっという間に季節が過ぎていきます。
日に日に暖かくなり、気温も急上昇。日差しも眩しいくらいで、気がつけばもう春分の日。連休という事で、先週あたりから色んなところであらたな展覧会が開催されています。


森美術館で始まった「六本木クロッシング 2010展:芸術は可能か?」を見に行きました。出品作家の一人、横溝静香さんは2008年写真美術館の展覧会「オン・ユア・ボディ」展で御一緒した縁という事で、アーティスト・トークで久しぶりにお会いする。1年半ぶりの再会を喜び合ったりして。。
彼女の出品作品のテーマは、在住しているロンドンでの娼婦をモデルとしています。トークの際には、なぜ娼婦である彼女たちを被写体として選んだのか、具体的にどうやってモデルになってもらう交渉をしたのか、など、私もちょっと気になっていた制作過程も分かり興味深かった。写真の中にいる彼女たちは、普段仕事をしているのであろう部屋の中に、静かに佇んでいたりベッドに横たわっていたりする。薄明かりのみでの撮影のため、女性たちの裸体はその場の空気の中に溶け込んでいる。撮影者である横溝さんと被写体である彼女たちとの関係性が生み出す空気感が、ジンワリ伝わってきます。

展覧会では、男性陣作家などかなりパワフルな面々が揃っています。会場全体にモチベーションの高いエネルギーが感じられて、見ていて元気になれる。サブタイトルが”芸術は可能か?”という大それた?テーマですが、観る人たちはこのラインナップの作品たちから、それぞれに色んな”芸術体験”をしていく事でしょう。


東京都写真美術館で始まった「森村泰昌・なにものかへのレクイエム」も早速観覧。
この展覧会を見る事は、それこそ”芸術は可能か?”という答えのひとつを強く与えてくれます。森村さんの熱いメッセージのこもった作品群は、大変感動ものであり、”ここまでやるか”という感涙ものでもあります。


世の中、色々と変わり目の季節であります。こちらもあらたな活動が始まりそうです。ただ今準備中。詳細が出ましたらまたお知らせを出していきます。
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