junkoの日記

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台風4号のなかで。

先日15日、イメージフォーラムでの上映会+トークはまさに台風が関東直撃の時間帯に行なわれました。そのような天候でしたが、とりあえずお客さんは来ていただけたので一安心。御来場の方には本当に感謝です。
今回は映像分野の方ばかりでしたので、ラインナップを見て「私がここに入っていいのかしら?」と少々もとまどいもありつつでした。そして、私の作品も含めて上映された作品をひと通り見て、「やはり違うなー。」と感じてしまいました。この”違うなー。”というのは、勿論作品の良い悪いではなく、きっと映像の方がふまえている様式みたいなものを、私は関係無く作っているのだろうなーと思えたのです。(これは、あくまでも私から見た感想ですけれど。)
若い人の作品は素直というかナイーヴでとても面白かったです。(佐俣由美さん、二宮正樹さん、など。) 
―と言う訳で、上映会は無事?終了しました。



それにしても、この上映会の前後のこの時期は、今までやっていた企画が終了間際だったり、夏休みに向けての展覧会が新しく始まったり、知人の展覧会もあったり、その他にはこれから撮影する場所へロケハンしに行ったり、と色々と出向くところが多かった。
原美術館で開催の「ヘンリー・ダーガー」展、松涛美術館での「大島清司の写真」展、など終了間際慌てて駆け込む。大島清司さんの写真作品は新鮮で、私にとっては再発見でした。
BankART 1929 YOKOHAMAで開催中の「La Chaina」ではボルタンスキー企画の映像作品展。ボルタンスキーは、妻有トリエンナーレでの作品があまりにもインパクト大だったのですが、今回のはかなりシンプル。知人の参加作家、小林耕平さんの作品も負けず劣らず?シンプル(=ミニマル)でしたが。
それから、タカイシイ・ギャラリーでNY在住のトヨダヒトシさんのスライド・ショー。数年ごとに作品を写真のスライド・ショーというかたちで見せている。”もののあわれ”を感じさせます。この夏に東京都現代美術館での公開に合わせて、東京と関西の数箇所でスライドショーを行なうらしい。以前見た野外でのショーも夏の夜、とても気持ちが良かった。
その他、今回私も御世話になったイメージフォーラムの「IFF2007」も時間の隙をみて見に行った。
おまけに、今日から始まった横浜美術館での「森村泰昌」展、森村氏のオープニング・トークだけを聞きに、ちょっと覗きに行く。初日割引というのでカタログ・セット本だけを購入して帰る。解説CD付きだし、近場なので予習してから、また来ようと思った(笑)。


さて、もうすぐ夏本番になります。となれば、そろそろ新作の撮影も本格的に始めなくては、と思う日々でなのであります。