大道氏とハワイ・・・？

先日から始まった森山大道氏の写真展「ハワイ」のオープニングへと繰り出しました。
大道氏、数年前から撮影でハワイ通いをしている、というウワサは聞いておりました。
”森山大道”と観光地のメッカである”ハワイ”というのは、どうもミスマッチな趣きですなと思いつつ、一体どういう風に仕上がっているのだろうと気にしつつ。。。

さて、大道氏お馴染みのプリントのコントラストの強さが、南国の陽射しの強さに比例しているかのよう、という事であれば”ハワイ”という場所は適していたのかもしれない、と実際に見ての感想です。
かなり極端なコントラストに仕上げている写真は、ほとんどモノクロ模様にも見えてくるものさえあります。
しかし、全体的にどこか今までの作品と様子が違うような気がする、、と思いました。
気がついたのは、今までの大道氏の自由なフレームワークと較べると、構図などが安定しているものが多いように見受けられた事です。
なので、今回のシリーズではこれまでと違った、一見穏やかな様相の作品に見えます。
この事に関しては、深読みすれば色々と意見が出てきそうです。
展覧会を後にしてから、写真関係の知人らとはかなり意見噴出のやり取りがありました。。

タカイシイ・ギャラリーにて、相変わらずの賑わい。
アラーキーや中平卓馬氏も来てましたな。プロヴォークの繋がりは未だ続く。。