納涼ナイト・クルーズ。

近く9/5（土）・9/6（日）に、BOAT PEOPLE Association のクルーズを横浜で開催します。
去年から始まった横浜京浜地帯の湾岸を巡るクルーズです。先回はちょうど横浜トリエンナーレに合わせた時期に開催していましたね。

先日、今回巡るコースの１つの下見に参加させてもらいました。夕方の薄明かりの残る時間帯からのナイト・クルーズです。夜なので湾岸の見どころのひとつでもある、工場プラントの夜景が見れるのももちろん面白かったですが、横浜市内を流れる河川を暗闇の中ゆっくりと航行していく隠密行動のような体験もあったりして、なかなか興味深いコース。

根岸湾から見る新日石のプラントです。
こちらの夜景は、私は以前JR根岸線を利用していた時期があったので、磯子・根岸あたりの車中からもよく見ていました。ですので知っている人も多い事でしょう。が、今回は地上で見ていたのとは正反対の位置から、それも海上から見る事に。
工場プラントの夜景といえば、今では川崎地区あたりで観光ナイト・クルーズも出ていたりして、テレビなどでもたびたび取り上げられています。あちら川崎地域は、いろんな種類の建造物が点在していますから、それらのかたちや照明なども様々。独特に混沌としたスペクタクル満載の光景。
対するこちら根岸湾あたりは、ほとんど新日石の工場が広いエリアにドーンとあり、結構スッキリした光景です。照明も同じ色調が点在するのみだったりで、クールな印象を受けます。

根岸湾を通り抜けて、根岸駅近くを流れている掘割川に侵入。海上はさすがに波があって揺れますが、川では全くそんな事はありません。滑るように進んで行きます。夜、街中の暗い川面をソロリソロリと曳航していく私たちの船（20名近く乗っていましたが）は、傍から見たらさぞや奇妙に見えたかもしれません。

川の真上をずーっと高速が通っている中村川（河口近くには、中華街や元町があります）は、先日の東京アートポイントで乗船した時の日本橋川にも似た光景ですが、こちら中村川の方がかなり長い距離にわたって高速が上を塞いでいるため、暗渠の中を進んでいるような感じを受けます。まさに隠密行動のようですな。

さてさて、中村川を下って山下埠頭あたりに出れば、また海へ出て横浜港に到着です。これまでも見た事があった場所も、昼とは違ったかなりの暗がりの中を進んでいく体験。こんな別の視点から見直してみるというのが、このクルーズの目的でもあったりします。

体験したい方はこちらへ → YOKOHAMA Canal Cruise