junkoの日記

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いよいよ来週から始まります。

juwako2007-02-12

以前から告知してきました展覧会「 The Receptionist - Tokyo Mid 」が、来週2/20(火)からロータスルート・ギャラリーにて開催いたします。
まだまだ制作は続行中なのですが、内容の告知をいたします。


今回の展覧会は会期が二部に分かれています。
■前半の展示「 The Receptionist 」 <2/20(火)〜25(日)>について
写真集「The Receptionist」(Nazaraeli Press)をフューチャーした展覧会です。
今回の展示では、写真集に掲載されました写真、及び、掲載されなかった写真の中からセレクトして、プリントを展示構成する予定です。写真集とはまた違った内容をプレゼンテーションしてお見せします。
モデルとなりましたレセプショニスト(受付嬢)の方々は、実際にその企業に普段いらっしゃる方たちです。本来はその場の光景に溶け込んでいますが、ポーズをとったり演出を加える事で、彼女たちをより際立たせた存在にしていきます。様々な制限のある公共の場にありながらも、彼女たちと作り出すことが出来た光景には、色々な感情が引き起こされます。
そして、作品内容とは別な問題ですが、今回のように人物を撮影して発表する事に関して、現在は様々な制約があります。今回もクリアすべき事が色々とありました。現実的制約の中において撮影し発表する事自体が、今回の作品の内容と少なからずリンクするような印象を持ち、興味深い体験となりました。


■後半の展示「 Tokyo Mid 」<2/27(火)〜3/11(日)>について
このシリーズはムービー作品の新作で、今回は「Tokyo Mid Ⅰ」、「Tokyo Mid Ⅱ」の2作品を上映します。
作品のロケ場所は、ミッド・トウキョウの象徴として、東京・大手町、丸の内辺りで撮影しました。このエリアは、もちろん日本の首都であり、ビジネスの中心、交通の基点でもあります。セキュリティの厳しさもなかなかの場所でしたが、あえてこの場所で撮影してみました。
2作品とも制作上の共通点は、撮影する時刻を夕方の明るさが変わる時間帯の10〜15分間、長回し撮影で行なったという事です。
時間の移り変わる中、女性が同じ姿勢で佇んでいます。そのイメージは、”個人の存在”と”個人の周りを流れゆく物事”との対比を表わしているかのように見えます。また、佇む女性と道行く人々との対比が見てとれるシーンは、少々アイロニカルな雰囲気も漂って見えてきます。


★3/3(土)にはトーク・ショーも行ないます。ゲストは写真評論家の竹内万里子さん(東京国立近代美術館客員研究員)です。
PM5〜6:30、要予約(ギャラリーにて受け付けています。)、入場無料。
PM6:30〜8:30(予定) トーク終了後は、竹内さんや訪れていただいた方々と交流会を兼ねたパーティを行います。こちらは予約無しでオープンにしていますので、御都合が宜しい方は奮ってご参加下さい。



詳しくは、ロータスルート・ギャラリーまで。
tel/fax: 03-3341-9341
mail: renkon@w2.dion.ne.jp