junkoの日記

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初体験の大地震。

東日本大震災東北地方太平洋沖地震)が起こり、日本中いきなりの変動振りである。
11日の本震の時、自宅で作業中に突然の大きな揺れに遭遇。大揺れだし結構な長さ(実際は2分間も無かったかも)が続いていたため、「いよいよ東海地震が来たのか!」という思いがよぎった。
後から東北地方の被害を見たら、こちらとの落差にびっくりだが、自分にとって始めて体験した大地震、今まで経験した事の無い揺れだったので大変驚いた。そこら中で物が落ちていくが、咄嗟に不安定だった棚を押さえていたため手が離せない。点けっ放しのパソコンも転倒して壊れないか、木造家屋なので潰れないか、など瞬時に色々な心配事が浮かんで、心拍数が上る。結局、多少の物落下や転倒のみで、大した被害も無く一安心で終息する。
我が家は横浜にあるが、震度は5強だったらしい。この震度は関東地区でも滅多に起こらない大きさのもの。しかし首都圏は目立った被害はそれほど多く無かった(それでも数名亡くなった人はいましたが。)のは、いま首都圏にある建造物が震災対応にほぼ施工されていた証明という事?その他この時の地震の実害は、交通機関が終日全面ストップになったり、車の混雑がひどいぐらいの影響で済んだように見られたが、もし震度7となると果たして実害はどうなるのか予測が難しそう。人間も体感した事が無ければ、行動も予測不能


地震直後からはテレビをずっと点けっ放しになる、インターネットでもUstreamNHKや民放TVを同時配信しているので、多チャンネルで色々な情報が入ってくる。(節電の呼びかけ後、テレビはオフにしたが。)
放映中繰り返しされる”日本の観測史上最大M9.0(当初8.8だったが)”という枕言葉。映像は、街を呑み込む津波の威力や夜間の大規模火災など、見るたび寒気がする。尋常ではない事象が色んな場所で撮影されていて、それら映像がすぐに配信される。
そうして、インターネットに配信されれば、インパクトのあるヴィジョアルが瞬時に世界中に溢れる。日本の一地方で起こった事象であっても、海外からはまるで日本中の人が被災したかのような強い反応が起こってくる。これまでは海外で大きな出来事が起こるたび、あっという間にネットに広がっていく反応現象を傍観している側だったが、今回は日本が世界中に注目されるこのスピード感を間近に感じてしまった。


それにしても次の日は、仕事を手をつける気分にならなかった。原発停止の影響で電力不足の恐れ有りと、節電の呼びかけもでてきた。結局、作業は終日一旦ストップさせる。
しかし普段の生活に、すでに原発エネルギーがこれほど波及していたとは。しかもメルトダウンの恐れあり?自分達で制御できないかもしれない、とんでもなく影響が生じるものに頼りつつあるのが、私達の今の生活だったというのも今回の事故で見えてしまった。地震にしても、原子力にしても、人間が扱いかねる自然のエネルギーを、今回凄まじく見せつけられる。
この現象に巻き込まれてしまった人達は、本当にお気の毒な事だと思う。ニュース映像で見られる被災された人達の姿はいたましい限り。とにかく、個人として今現実的に効果ある事は節電+義援金か。


今日は、昨日突然決まった計画停電のため、これから停電になるそうだ。関東圏で唐突に数時間の停電。交通機関も軒並み運休だし、実害が少なかった関東圏が、後からこれだけ生活に支障がでてくるとは思わなかった。しばらく報道情報から目が離せない。