junkoの日記

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オープニング・レクチャーについて。

三影堂のWEBに、8月13日のオープニング・レクチャーや様子についてアップされました。

オープニングの様子 → 写真

英文・中文のみ掲載なので、日本語文を載せます。

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高橋ジュンコ個展「LOST WORLD」の開催に際して、8月13日にレクチャーが行われた。ゲストには写真評論家・キューレーターの竹内万里子氏を迎え、作家の高橋ジュンコと作品についての対談や、今年3月11日に起こった東日本大震災以降の日本の写真家が被災地で行った活動などをレクチャーした。

まず、高橋ジュンコが展示作品についての制作過程を説明する。ロケ場所となった北京市郊外の再開発のために取り壊された村を、最初に写真撮影していく。写真作品「Lost World」は、それらの写真を数点デジタル合成して作品へと完成させる。ビデオ作品は、写真とは違ったアプローチで表現していく。
竹内氏は、高橋の以前の作品を紹介しながら、「或る場所の出来事を描きながらも、どこででも起こりそうな事」「パーソナルな視点とユニバーサルな視点の両立」などの特徴を指摘する。

レクチャーの後半は、竹内氏がリサーチした東日本大震災以降の写真家の活動を紹介する。
「復興の狼煙ポスタープロジェクト」http://fukkou-noroshi.jp/、「ROLLS TOHOKU」http://www.rolls7.com/富士フィルム「写真救済プロジェクト」http://fujifilm.jp/support/fukkoshien/、「YHAOO!Japan 写真保存プロジェクト」http://shinsai.yahoo.co.jp/archive/、「スライドショーツアー ON THE MOVE」http://akaaka.com/tohoku-tour/ の他、仙台で被災した作家の志賀理江子氏が個人で活動している被災者への写真救済、などを取り上げる。
写真メディアの特性を活かして、それぞれの作家が被災地と向き合っている。そして、写真の”記憶”というメディアの重要性も指摘、再確認していく。

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