準備中、デジタルプリント編。
展覧会開催まで2ヶ月を切りましたが、まだまだ準備中です。
毎日何かとプランを考えたり、試作したりしていますが、完成へ向けての実際の制作終了は開催直前だったりします。
制作は基本的には一人で行っているため、期限いっぱいぎりぎりまで、微調整での修正が出てくるたびに作業を続け仕上げていきます。
しかし、自分には出来ない作業が入ってくる場合、工程スケジュールを逆算して早めに仕上げていく必要がある訳で、現在まずはそのような作品を制作中です。
その作品がこれです。自分で手焼きプリントしたものを基本にして、それらをデジタル合成して仕上げる作品になります。
↑ これらのプリントから、
↓ になります。
北京で個展を開催した時は、キヤノン(株)さんの御協力により、大型インクジェットプリンター imagePROGRAF iPF9100 で出力された、幅2m超えの大判プリントを展示しました。
次回の展示では、これらのプリントに加えて、今から仕上げる新作を出品する予定です。しかし、今度の開催スペースや展示構成などから考えて、大判プリントとは違えて、大きいプリントではない作品を出品するつもりでいます。
今回の工程は、デジタル合成までを自分で行い、そのデータから写真プロラボでラムダプリントを出力する予定としています。
この作品シリーズ("Lost World")の工程にはデジタルを使用していますが、あくまで手段として使用しているつもりです。自分で行える暗室作業では、制作完成が無理である、と判断した結果になります。
なので、必要以上に処理は加えておらず、原稿となっているプリントの画像を活かすよう気をつけて制作しています。この辺の按配が、デジタルとアナログの作業の交じり合いのようで、自分としては面白い作業に思っています。