ZhengZhou images
その場にわざわざ足を運び、自分自身で確認していく作業は、とても手間がかかり、ある意味効率が悪く割りの合わない作業でもあります。
加えて、現実の場や人に向かい合う時、自身の予想や思惑とは大抵ずれが生じる事もしばしばです。
そのアクシデントや偶然の出来事を、興味を持って観察し直す事や、その労力をあまり苦とも思わないで、さらに関心を持ってしまったりする。
撮影が終わると現場で感じた多様な要素を、自分の中に放り込んでしばらく寝かせておく。 まさに非効率的な進行ですが。
そうしていると、最後までスッパリ割り切れないものがあらわれて、芒洋とした関心事になってきたりする。
この”芒洋とした”感覚というのは、自分としては大事だと思っています。
明確な結論を出す事が、作品制作だと考えていないからです。
以下、先日の鄭州滞在時の画像です。(作品撮影時やその他の時にスナップしたものより抜粋。)
現在、写真のプリント制作中 & 次回ロケ地をリサーチ。
(C) Junko Takahashi 2012