junkoの日記

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また中国ロケへ。


なぜか、今まで縁もゆかりも無かった場所へ惹き付けられ、引っ張られるように訪ねたくなる時があります。



近々に、再び中国へ撮影のため行く事となっています。渡航先は中国北側、少々緯度が高い場所にある。(青森と同じくらいか?)現地の気象情報をチェックしてみると、すでに秋の気配が訪れている様子らしい。目的の場所の一帯は、草原や砂漠地帯が広大に広がっている所、日本の気候ではあまり見かけないであろう地域。





その場所は、先回訪れた鄭州とは全く離れた場所にあります。とりあえずの共通点としては、中国の現状を現すトピックやルポなどに、少し前に度々取り上げられていたという点だろうか。(より詳しい情報については、実際現地へ行ってからの報告で。)




そして、どちらの場所も私個人としては、少し前まで縁や関係性が全く無かった所。けれど北京での撮影がきっかけで、色々調べていくうちに訪ねてみたいと思うようになっていく。
私にとっては、中国の地方に直接のツテなどありませんので、どのような展開となっていくかほとんど分かりません。とりあえず日本へ入ってきている情報をもとにして、色々検討しながらあまり無謀?とはならないようなプランを企画していきます。






なぜそこへ行きたいと思うようになるのか。
まずは見聞きした情報から、自分の中で勝手にヴィジョアル・イメージが浮かんでしまうような現象が起こる事。それによって、その場について益々興味が湧いてきてしまう場合、実際に現場を見てみたくなり、無性に訪ねたくなる。
そのようなヴィジョアルが浮かんでくる萌芽の種が、どこから生まれてきたのか。探ってみると、何やらそれが制作の成り立ちや動機へと繋がり、だんだん作品のコンセプトとして明確になっていったりする。





それでは最初から、直感的に行くべき場所や方向性が、何となく見えていたという事なのだろうか。
やはり、それが現実に実りある結果へ導かれるかどうかは、実際の現場で実行してみないと分からない。
自分で勝手に思い描いていたイメージと、現地で実際経験する光景との落差は、多かれ少なかれある。そして、現地に馴染みの薄いこちら側の思惑通り、事が進むとも限らない。
それでも、その場所へ赴く事に、大きな誘惑を感じ実行したい気持ちが上回ってしまう場合、大抵の心配事は吹き飛んでしまうか、どうにか突き抜けられるだろうと思えてきます。




あまり気負って行くつもりもありませんが、アート関係者でここを訪れた人はまずいないのではないか、と思われます。日本人にまだあまり馴染みの無いという事にも、とても興味が湧いています。