junkoの日記

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再び新規ロケ

 

中国ロケを再開しました。現在滞在中です。
ところで、これまでロケの最中の模様はfacebookで状況をアップしてきました。VPN回線経由で中国のネット規制の影響を受けずに接続してきましたが、現在VPNのサーバがトラブルとなりfacebookに繋がらない状況です。復旧が不明なので、facebookには帰国後あらためてアップする事になるかもしれません。
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さてさて、今回の訪問場所は杭州です。
なぜにこの街へやってきたか。それはこの中国ロケ シリーズを行うきっかけとなった場所のひとつが、この街にあるからです。




杭州の街に流れる銭塘江。約50km先で杭州湾に流れ込み、さらに先には上海があります。




杭州国際空港。




杭州といえば西湖。観光地としてもかなりメジャーな街であります。2011年に西湖は世界遺産に登録されました。リゾート地としても、これまで以上に付加価値が付く事に。そのためか杭州という街自体を益々グレードアップさせるために、少し以前から新たな価値観を備えるような街を造る状況となっているようです。気候も温暖で、上海や蘇州にも近い。地の利の良さは抜群です。



出現したのが郊外に新しく造られた街。私もたまたまここの写真をネットで見つけました。そこの街並みの写真を見つけた時、かなり奇妙な光景だったのでちょっと唖然(と苦笑)。
そのインパクトゆえか、現在中国各所で作られている新区の先駆けにもなった街でもあります。





第一日目、西湖そっちのけで早速その場所へ向かう事にする。
中心街からバスに乗り継ぎ、最終的にはかなり古めの小型バスしか行かないルートとなる。観光地でも商業地でもないため、乗る人があまりいないらしい。おまけにそこの住民達はほとんど車を持っているためだろうか。






道中、このような様式の住宅が目についた。この地方独特なかたちをアレンジしたものだろうか。ちょっとイスラム的な感じも。






中心街から約10数km離れた丘陵地帯の麓にそれはありました。
新区の中でも、ここが有名になったのは、特異なシンボル的建築物を擁しているからでした。
それが、このシンボルになります。





言わずと知れたエッファル塔。全く同じ大きさらしい。この街自体を欧風イメージの作りにしたいというコンセプトらしく、そのまま移植してきたという訳です。
まさしく近代ヨーロッパの象徴という意味合いで、なんとも分かりやすい。
このエリアだけは、この塔を中心とした放射線に街が構成されています。






ここが中国?と一見見紛うような街並み。ディテールの細工装飾までそれなりに凝っていて、どうしても欧州風に近づけたいという施主側の熱意(?)は感じられます。全て分譲マンションらしい。






しかし実際の住人はこちらの方々なので、この整然としているように見える場所を散策してみると、すぐに彼らの暮らし振りが顔を覗かせています。それらは、この街並みとの奇妙なミキシングになり、なんともユニークなエリアとなっているのでした。


チンゲン菜?を天日干し。遠くから見ると、何かの装飾かと思いました。





第一日目の探索なので、まずはざっくりととした印象でした。今後どのような光景に出会えるか。。
では取り急ぎの報告までに。